ざんげちゃんの暗黒芸能BLOG

怪文書を載せている

推しがアーティストデビューしちゃって降りたよ日記

 ざんげちゃんです。暗黒芸能BLOG読者の皆さま大変お久しぶりです。元気ですか?現場行ってますか?積んでますか?チケットキャンプが恋しいですか?私も恋しいです。

 降りました。降りたというか降りてないというか現場に行くのをやめたというかもう5年も推しちゃってたので今更"元推し"と呼べないし「降りた」と言うのも怖いのでとりあえず保留という、ヘタレぶりを皆さんにお見せしているところです。こういう時にスパッと「もう一生顔も見ません」と言える人がかっこよくてうらやましいと思う。だって一生顔見ないとか無理だし(顔が好きだから…)(いつかはまた会いにいくのさ。)楽しそうなお芝居の仕事が来たら何事も無かったかのように「こんにちは♩」で始まる手紙を書いて華麗に蘇生っ…すると思います。

 

なぜ降りたか

 推しのアーティストデビュー曲がダサすぎて拒否反応を起こし、アレルギーで卒倒したので医者に止められて二度と聴けない身体になってしまいました。というのは嘘ですけど半分くらいは本当です。動画を貼ります。もしめちゃくちゃ暇でWi-Fi環境がある方がいたら聴いて下さい。どうぞ。


横浜流星「今日もいい天気 feat. Rover (ベリーグッドマン)」Music Video公開!

 

なんでダサいと思うのか

 まず、推しがこの曲を歌う意味が1から10までわからなくて聴けば聴くほど脳が混乱してきます。ヤバいです。完全にパルプンテです。今日もいい天気♩と歌っているのに、他の部分の歌詞、全然明るくないし。記事を書くために聞き直してたらちょっと癖になってきたような気がします。いや嘘です。この曲でデビューすることによって生成されるのがどのような文脈なのか不明すぎます。考えれば考えるほど混乱です。人生で一度しかないアーティストデビュー曲が今日もいい天気♩です。A・RA・SHIでデビューした嵐はめちゃくちゃ恵まれていたんだと思います。

 そしてボーカルを加工しすぎて率直に変です。友達みんなに「誰が歌ってるのか全然わからない」「メロディーラインが没ってる」「横浜流星の死後に横浜流星を想うあまり狂ったざんげちゃんが生前の声を繋ぎ合わせてAIに無理やり歌わせた曲」等の罵詈雑言を受けました。舞台の劇中歌のレコーディング音源なんかにはAutoTuneをかけすぎてピロピロになっているものがあってでもそれが逆に癖になってきて良いみたいなものがあるんですが、これはAutoTuneというよりもエフェクトかけすぎて何が何だかわからなくなっている感じです。推しが歌う意味があるのかめちゃくちゃ考えました。私にはわからないです。悲しいです…(松井珠理奈ボイス)

 作詞作曲とプロデュースがGReeeeNの人なんですけど、GReeeeN自体がそんなに嫌いというわけでもないことに今回気付きました。「BE FREE」とか好きですし(滝本竜彦氏原作の映画「ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ」主題歌)。

www.youtube.com

 BE FREEはめちゃくちゃいい曲です。去年のさいたまスーパーアリーナコンサートのアンコール1曲目でやった時もめちゃくちゃエモくて良かったです。まあ、なんで行ったかっていうとグリーンボーイズがゲスト出演していたからなんですけど…。

 GReeeeNについて考えるためにここ最近GReeeeNのベスト盤をずっと聴いたりしていたんですけど(真面目なの?)、GReeeeNの楽曲の魅力って4人の織り成す豊かなボーカルのハーモニーにあるわけじゃないですか(ファンなの?)。実際聴き込んでみるとボーカルの層が厚くて圧倒されます。 そう考えると推しの曲もボーカルの変なエフェクトが悪いのであって曲が悪いわけではないような気がしてきました…。もう私にはわからないです…。混迷を極めていますね。

 

あと思ったこと

 私は、平均的には音楽好きな方だと思っています。音楽もいろいろ聴きます。 音楽好きだからかわからないんですけど、推しがダサい曲でアーティストデビューした時に、初めて推しの仕事に対して絶対に応援できないと思いました。私はこんな音楽聴きたくないしこんな音楽するくらいなら最初から何もしないでと、推しのする仕事に対して初めてそういう感情になり、自分で自分にとてもショックを受けました。 お芝居のいろんな仕事がありました。今まで。その中にはお世辞にも面白くないコンテンツもありました。もちろん超面白いコンテンツもたくさんあったけど。でもどんなに面白くないコンテンツだとしても、コンテンツそのものは好きじゃなくても「推しがその仕事をがんばっていること」は応援しようと常に思っていました。 その気持ちも音楽活動に対しては無くなってしまいました。その路線で音楽活動を続けるなら、これからもし楽しい現場があって私が出戻ったとしても音楽活動については応援できないと思っています。

 世界にはメジャーも、インディーズも、たくさん面白い音楽があって、昨今は配信サービスの充実によって一生かかっても聴ききれないほどのよい音楽がありますし、本気で音楽をやっていて、その音楽が間違いなく超いいものであっても、世間に見つからず一生売れることができないミュージシャンもたくさん(悲しいけど)存在しています。 あくまでも俳優で、本腰を入れてやるつもりがないのにアーティストを名乗るのははっきり言って音楽に人生をかけている人たちに対して説明がつかないんじゃないかと私は思いました。そのプロモーション費用や楽曲を作ってもらう権利、メジャーデビューの切符も、喉から手が出るほど欲しい人が世の中にはたくさんいるのに、なんで推しなんだろう?と推しのおたくであるはずの私が思ってしまいました。

 応援する側である私も、正直いまの推しの音楽活動に対して納得できていないのに、ただ俳優の推しが好きだから、という延長線上で応援することは、世界にたくさんいる音楽活動を本気でやっているアーティストたちに本当に失礼だなと思いました。その曲を聴く時間で他にもっと良いアーティストの曲に巡り合えるはずなので、私は推しの音楽を聴きません。

 インタビューとかを読んだ限り、これからも音楽活動はするつもりみたいなので、離れたところから推しのことをそっと見守っていきたいと思います…。

 

 あとこれは全然関係ないですが、インタビューで好きな曲にASIAN KUNG-FU GENERATIONの「ソラニン」を挙げていて、私もソラニンは好きな曲なのでおお、と思ったのですが、推しと曲の解釈が全然違いすぎて怖くなりました。


アジアンカンフージェネレーション ソラニン

横浜流星のパッションを支えるプレイリスト 《HIT’S MY PASSION MUSIC》 - NYLON JAPAN

「とても切ない別れの歌だけど、アップテンポで爽やかで、前向きなエネルギーに溢れているのでカラオケで歌ったらスッキリした気持ちになりそう」

 本当にソラニンを歌って前向きなエネルギーに溢れてスッキリするのかというのが2018年下半期の私の課題になりそうなくらい衝撃の回答だったのですが(曲間違えてない?)(ソラニンはカラオケで朝3時くらいに入れて死にそうになる曲じゃないの?)、まあ、私はシンプルに、ソラニンを「アップテンポで爽やかで前向き」と表現する人のアーティスト活動は、追えないです。すみません。解釈違いなので…

 とここまで3000字を使って悲しい内容を書いてきたのですが推しのことは嫌いになったわけではなく未練はないのかと聞かれると未練はめちゃくちゃあるんですよね。俳優の活動に対して何かイヤなことあったかというと舞台挨拶に飽きたぐらいで…。舞台挨拶に飽きすぎてもうあと3ヶ月くらい舞台挨拶に行きたくないので現場干してるんですけど…。また楽しい現場がありますように…。

 ざんげちゃんの暗黒芸能BLOGでは、読者のみなさまの推しが不可解なアーティストデビューを遂げないことを祈っています。ちゃあ♩